半田病院のあり方を再考する会

半田市在住の医師、一級建築士、薬剤師、看護師で、半田病院の移転問題について考える会を立ち上げました。より多くのかたにこの問題を知っていただき、よりよいプランを考え、意見を発信していきたいと考えています。

検討会議最終回 新聞記事

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3月24日の朝刊3社に掲載頂きました。上から中日、読売、朝日新聞です。それぞれ書き方は違いますが付帯事項がクローズアップされています。職員駐車場に複数の緊急アクセス道路を作ることを望む、とありますが現実的は対応が難しいと我々は考えます。

下記にCBCニュースのweb textをコピーします。


液状化の恐れがある場所が、移転の候補地となっている愛知県の市立半田病院。別の候補地を検討してきた会議は、23日、「候補地の再検討を望む」という意見を付けた報告書をまとめました。今後は、市長の判断に委ねられます。

 半田市は、約240億円をかけて老朽化した市立病院を近くの駐車場に移転・新築する計画ですが、候補地は液状化や津波による浸水の危険性が高く、市民グループが移転先の再検討を求めています。

 これを受け、市は今年1月に他の候補地を検討する会議を設置。23日の会合で、災害拠点病院として機能を果たせるかや、周辺の交通や住環境への影響などを報告書としてまとめました。

 この中には、「より安全かつ建設が可能な土地があれば、候補地を再検討することを望む」との意見が、付帯事項として盛り込まれました。

 「(報告書は)判断材料です。付帯事項を、もう一層考えてほしい」(検討会議の座長・瀬口哲夫名市大名誉教授)
 「建てたら30年50年動かせない。場所について再考頂けたらと思ってます」(半田病院のあり方を再考する会・浅野周一理事)

 会議でまとまった意見に強制力は無く、移転先は、今後、報告書の提出を受けた市長の判断に委ねられますが、今年6月の市長選挙での大きな争点になるともみられています。(23日17:15)



第3回赤レンガ土地検討会議 (CBC放映)

プレゼンテーション1

本日3回目、最後となるの病院移転候補地(赤レンガ東土地)の検討会議が開催されました。
 
 今回、大きな成果として、当会から提案した職員駐車場案の問題点に関する付帯事項をそのまま認めていただくことができました。赤レンガ案に反対されていた方も含め、委員が皆、職員駐車場案が災害時に機能しうるか懸念がある、という共通認識をもっていることが分かり、非常にうれしく思いました。

 赤レンガ案に関する報告書は、この会議中終始赤レンガ案のデメリットを強調してきた病院事務局が作成したものでとても公平中立とはいえない内容でしたが、時間もなく一部修正をお願いし、我々の見解・まとめ案を資料として添付するという形で認めていただきました。この報告書をもって赤レンガ案を不適であるとはとても結論付けることはできない内容となっております。

 会の様子は本日の夕方CBCイッポウでも放映されました(http://hicbc.com/news/detail.asp?id=000432E5)。市長は市長選で民意を問うと仰っておりますが、この付帯決議を真摯に受け止め候補地を再検討いただきたいと思います。明日新聞各社にも掲載されると思いますので是非ご確認ください。

 
付帯事項
 

1.       半田病院の移転候補地とされている半田市職員駐車場は、液状化の危険性が極めて高い地域内にあること、津波避難対象地域・高潮浸水想定区域内にあることなどから災害時に災害拠点病院としての機能を発揮できない可能性がある。市内により安全、かつ病院建設が可能な土地があれば候補地を再検討することを望む。

2.       他に好適地がなく病院を職員駐車場に建設する場合は、災害により生じる被害の可能性を過小評価することなく捉え、ハード面、ソフト面ともに適切な対策を講じるよう図られたい。

特に緊急アクセス道路については2経路確保できるよう望む。(会議の中で追加されたので正確な文言は不明)
 

3.       阿久比川右岸の堤防道路を唯一の緊急アクセス道路とするのであれば発災時に救急車両、燃料輸送車などが確実に通行可能となるよう、L2クラスの災害にも対応できる耐久性の確保・液状化対策と幅員の確保を行うことを望む。

4.       病院へ向かう過程で被災する職員・傷病者が生じないような、また救急患者の受け入れが長期間不能となることを想定した、現実的なシミュレーションに基づく行動・対応マニュアルを作成し、災害時に運用できるよう訓練を適切に行うことを強く望む。 

未来の命を守るために


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 名古屋栄エンゼルパークで開催された東日本大震災犠牲者追悼式にいってきました。6年前のあの日は、患者さんと一緒にベッドサイドのテレビで流れる津波の映像をただ呆然とみていました。その後しばらくは、この地方で大地震が起こったらどうなるのか、病院にかけつけることができるのか、と寝る前にいつも考えていたことを思い出しました。
 
 私も含め、時が過ぎると人は自然災害の怖さを忘れてしまうようです。過去の教訓を未来につなげるために、私たちは病院を安全な場所に移せるよう、災害時に機能できる病院であるように、活動を続けます

災害拠点病院、「被災時の計画ある」45% 策定に遅れ 日経新聞
まとめへのリンク 

シンポジウムのアンケート

遅くなりましたが2月19日に開催されたまちづくりと半田病院を考えるシンポジウムでよせられた新病院にたいする提案、アンケートの結果を掲載します。ほとんどが住民参加の試みや、赤レンガを含めた周囲環境との調和を考慮した病院のあり方などに賛同する意見でしたが、一部では交通問題について地域住民への迷惑を考えるようにと厳しい意見も頂きました。また、やはり赤レンガ案のほうが便利と考える方が多く、現半田病院に電車で通う人は少ないようです。スペースの都合上全ての意見を掲載することはできませんが、参加頂いた方、御記載いただいた方に感謝申し上げます。

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まちづくりと半田病院を考える提案ノート

1. 理想の病院
 市民と職員がともに信頼し日々関わりあえる心身共に癒されるような心のよりどころとなる場所
 病気になるとやはり落ち込む。治ったら○○するとか前向きになれる病院
 街中の使いやすい場所にあるべき。高齢者が止めやすい駐車場がある。
 安全が第一、市民の命を守れる病院、災害拠点病院としての機能を果たせる病院
名前を病院ではなく医療センターとかにする。街づくりの一環とする考え方がよい
 近隣市町村の利用者も多い。知多半島全住民に喜ばれる病院。通院の利便性
 適正価格でよい建物。バリアフリー。自然と調和し、活力をえられる病院
 会に参加して赤レンガもありと思いました。ただ市の建物はあまりにダサい。
 優しい医者がいる。漢方も出してほしい。健康づくりを応援する病院
 子孫に喜ばれる病院、お見舞いに行ってそのまま過ごせる病院
 予約なしで見てほしい。待ち時間短く。案内分かりやすく。

2. 赤れんが建物との調和
 互いに調和しシンボルとなるような病院外観に(蔵、レンガ、山車、和風、クラシック)
赤レンガ周辺の住民のことを考えろ
 赤レンガが主にみえるように
 調和は可能、赤れんが建物の利用拡大につながる(経営を助ける)
 ハウジングセンターより病院がいい。喫茶店があるとよい
当初は戦争遺跡を残そうということの方が強かったと思います。ですから今赤レンガとマッチした病院を建てるという発想だけで感激です。
 現在の赤レンガの魅力が不足していてたいした利用が期待できない。病院がここへきても?
 ハード面だけでなくソフト面・人の連携も考慮
 赤れんが建物に多くの税金が投入された。多くの市民の役に立つとよい
 入院患者の回復のために観光施設がとなりにあることはいいのでは
音が気になれば窓をしめればよい。にぎやかな音を喜ぶ人もいる。選択肢を。

3. 周辺環境との関係(住吉神社、住吉駅)
 広域の公園みたいなものになると良い,ちんとろ祭りが見えるように
 駅から近いのがいい。3分40秒で着きました。便利。買い物できるところがあるとよい。
 人工地盤で神社から段差なく入れるのはいいアイデア。
 周辺整備、地域環境改善につながる。住吉駅の高架化を
 日照や騒音など住吉神社、住民の理解がえられるか
 地域住民の意見を聞く会合の開催し理解を得られるようにする
 駅から歩いてきて自然を感じながら赤レンガ、病院にいたる。大きな魅力。
 紺屋街道から赤レンガ・住吉神社をとおって南吉記念館まで至る散歩道をつくる
住吉神社は困ったときの神頼み

4. その他
 消防署はどうするか? (会:病院とともに高台へ移転するべきです)
 私の周りはみな駐車場案に反対です。市民アンケートをとっては?
 もっと市民の声が聞こえるような市政に。一緒に作れば大切にする。常滑市民病院を参考に。
 現在の半田病院は無味乾燥、場所も危険で安心できない。
 場所はほかにもある。再考を。
 半田市は市民の声をきき、情報をしっかり発信してほしい。スタッフの質を上げてほしい
 若い人が多く参加しており、頼もしく思いました。素晴らしい会でした。
交通問題がやはり心配。敷地の狭さが心配
 立体交叉の道路が作れるとよい、住吉駅の踏切の上をまたぐ道路できませんか?
 5階建てで規模は確保できる?保育所はどうしますか
 住吉駅に特急がとまらないのが不便。シャトルバスを運行
 半田病院の発症が赤レンガ建物の土地とは知らなかった。ルネッサンス!
 赤レンガの敷地が思った以上に広い。メリットしかない
 半田市議会や職員の意見は?(陳情は却下されました。アンケートをとらせてもらえません)
 市が赤レンガ建物周囲の土地を購入した際には市の施設用地とする目的であったはず。
 赤レンガには反対意見であったが、この会にでて検討の余地もあるかなと思った

半田病院に関する署名(中日新聞記事)

中日新聞に半田病院移転候補地の再考を求める要望書と署名が提出されたという記事がありました。「はんだ住民自治協働ネットワーク」から、こちらも市議会議長に提出されたそうです。私たちが提出した陳情は趣旨採択のみで検討はされないことになりましたが、こちらの陳情は、記事によると2767人の方々の想いがつまっているようです。是非"再考"していただきたいと思います。
中日新聞
 

真剣に考えてほしい

 2月に名古屋で行われた集団災害医学会について3月1日に毎日新聞に掲載されました。素晴らしい内容なので是非ご覧ください。私も聞いていましたが、知多半島の重傷者数に対する拠点病院の受け入れ可能人数との比は最悪レベルでした。このような議論が行われている一方で、知多半島に一つしかない中核災害拠点病院である半田病院の移転が計画されています。一度建てたら今後30年以上、場所は動かせません。
 私たちの主張は、ハザードマップ上被害想定が少ないより安全なところに病院を建てて一人でも多くの命を救える環境をつくってほしい、ただそれだけです。
 せっかくの建て替えのチャンスにわざわざ液状化の危険性が極めて高く、橋を渡らないと到達できない、過去に伊勢湾台風でも甚大な被害をうけたこの土地に建てることはないでしょう、ということです。
 また、昨日、半田市議会にて中川議員の一般質問があり、半田病院移転問題についての内容でしたので傍聴してきました。山内悟議員もこの問題について質問しています。今後YouTubeにアップされますので皆様も是非ご覧ください。
議会では被害想定図のことが"マンガ絵"だといわれ、とても悲しく思いました。マンガ絵と言われた被害想定は、愛知県の防災学習システムとほぼ同じ想定で、愛知医大の災害医療センターで作成されたものです。昨年8月に行われた防災訓練も、この記事にある災害医療学会のシンポジウムの議論もこの想定に基づいて行われていました。
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 被害想定と重症患者数(愛知県)孤立予想病院

第一回赤レンガ検討会議議事録

1月18日に開催された第一回赤レンガ検討会議の議事録と資料が半田病院のHPに掲載されました。

 とくに注目してほしいコメントを下に載せましたが是非全文、資料をご覧ください。また、以前候補地について議論された、第3回、4回あり方検討員会の議事録もこの機会に確認してください。

 半田病院の救急救命センター長でありかつ災害医療コーディネーターの田中孝也先生も職員駐車場は災害拠点病院の候補地として不適であると発言しています。

 複数の専門家が不適であると考えている職員駐車場に病院を建設し、災害時に機能できないために「防ぎえる災害死」が生じた場合、それは「想定外」ではありません。
 地域の災害・救急医療を支える先生方のご意見をしっかりと受け止め、市には候補地を再考していただきたいと思います。


愛知県本部災害医療コーディネーター、掖済会病院副院長 北川先生のコメント
「、、、職員駐車場案はかなり危ないということになります。」、「災害時に発災直後から機能できることが必要であり、全く大丈夫かという話でなければ、グレーの状況は黒と考えなければならず、災害時ではアウトとなります。そういうことを考えると職員駐車場案は無理であると思いました。」

半田病院救命救急センター 副センター長 太平先生のコメント
「南海トラフ地震に対する対策は、場所を移動するしか避けられないと思います。普段使いも大切ではありますが、知多半島の中核病院でもあるため災害 に強いものにすることも考えて欲しいです。」

半田医師会長花井クリニック 花井先生のコメント
「職員駐車場も駄目であり、この赤レンガ敷地も周辺道路の 用地買収により拡張を行うことになれば、5年から 10 年の年月や費用が必要になりま す。どちらにしても良い場所とは言えないと思います。もう一度候補地に関しては市の方も再検討してはいかがと思います。市から説明をいただき医師会としてやむを得ず現計画に納得していますが、もう少し考える余地はなかったのかと思います。」
 
                              まとめへのリンク 

議会運営委員会で陳述をしてきました

ご報告が遅れましたが、2月17日に議会運営委員会にて陳述をしてきました。
陳情の内容は以前議長に提出した陳情書(クリック!)を参照 ください。
長いですが、当日の陳述内容です。とにかく、 病院移転問題について、傍観するのではなくきちんと市議会でも話し合っていただきたい!ということです。市民の安全にかかわる大事な問題について、ただ決定を待つだけなら、議会の存在意義って何なのでしょうか?今回の検討会議では、残念ながら話し合う内容に制限がかかっています。だからこそきちんと市議会で話し合い解決策を導き出していただきたいと思います。”話し合うかどうか”は3月2日の議会運営委員会で決定するそうです。

陳述の内容

①陳述の趣旨の読み上げ

②ここで資料について補足説明をさせてください。

資料1は県庁の各部署での聴取書です。1.災害医療グループの見解をごらんください。第1回の赤レンガ東土地検討会議では、事務局長が「24時間対応するのは平時のこと」という趣旨の説明をされていましたが、これは誤りであり、24時間機能することが求められるのは災害時においてということです。

また、12月の市議会にて、「半田病院へのアクセスが不可能となった場合、どこに搬送されるんでしょうか。」という問いに対して、病院事務局長は、藤田保健衛生大学が半田病院の面倒を見る。」といった趣旨の回答をしています。県の見解は、「藤田保健衛生大学は受け入れ病院ではなく、名古屋市南部、三河地域でも多数の重症患者の発生が予測されるため、藤田保健衛生大学をはじめとする名古屋近郊の災害拠点病院はパンク状態になることが予想される」というものです。その上、遠方へのアクセスが保証されない中で、知多半島の重傷者を愛知県の他地域に運ぶことはできません。半田病院が半田市のみならず知多半島の多くの重傷者の命を支える役割を期待されていることをどうぞご理解ください。

さらに、県の見解は、市職員駐車場に新病院を建設した場合、そこも孤立予測病院となること、またそこには救急搬送が行えないということを示しています。

また、資料の2番、維持防災グループ の見解です。第一回新病院構想委員会、資料5-1には舗装厚を58cmにすれば液状化はほとんどおこらないという県の見解が記載されていますが、道路維持課の知る限りそのような見解はないということでしたので、半田市に情報公開請求を行いました。しかしそのような見解を記した文書は存在しませんでした。半田市土木課に問い合わせたところ、土木課が把握している見解とも異なるとのことでした。そして、県道碧南半田常滑線は液状化の危険性が極めて高い地域にあり、何らかの被害が予想されています。一方、あり方委員会の答申には「周辺道路について愛知県の協力を得て半田市としても液状化対策に取り組むこと。」とあります。県は県道碧南半田常滑線の液状化対策を行う予定はありません。

そこでわたしたちは市議会の皆様に以下の4点をお願い申し上げる次第です。

③陳情の項目の読み上げ

④最後に
職員駐車場に病院を建てた場合に、本当に中核災害拠点病院として機能できるかどうか、市民がその場所に病院を建てることを望んでいるかどうか、是非今一度市議会で話し合い、よりよい策をうちだしていただきたいと期待いたします。

また、議員の皆様のところには、病院の移転問題を考え直してほしいという市民の意見が届いているはずです。市議会議員の皆様に伝えれば何とかしていただけると期待しての行動です。どうかこの大切な問題を市議会で話し合ってください。この判断は後世に残ります。大規模災害時にすべては明らかになるでしょう。その時に犠牲になるのは子供や孫の世代かもしれません。子供や孫の世代に遺恨を残すことのないよう、今一度お考えいただきたく存じます。 
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