半田病院のあり方を再考する会

半田市在住の医師、一級建築士、薬剤師、看護師で、半田病院の移転問題について考える会を立ち上げました。より多くのかたにこの問題を知っていただき、よりよいプランを考え、意見を発信していきたいと考えています。

市役所が建っているからいいの??

半田市役所は「周辺住民の避難所とする」という理由で、現在の場所(東洋町)に建設されました。それは、三角州のような埋め立て地から逃げ遅れる人が発生する可能性があることを示しています。浸水の可能性を考え、庁舎はかさ上げをされています。
一方、病院は、孤立してしまえば、患者を受け入れることができず、多くの助かる命が失われる可能性があります。市役所と、災害拠点病院である半田病院の機能は全く違うのです。
同じ場所に市役所を建てたから病院も建ててよい、と考えているかたがいらっしゃいましたら、どうか今一度、半田病院の機能を考えてください。
知多半島には救命センターはひとつしかありません。
 
*東日本大震災をふまえた新庁舎建設事業に関する有識者の意見*
浸水の危険性がある地域の中に緊急避難場所を確保することが必要である(津波避難ビルの指定)。 

↓半田市役所
半田市民病院 (村井先生スライド修正後)
 

4月29日 半田市民防災講座

20170429防災講演会ちらし修正版
4月29日13時30分~ 半田市民防災講座がクラシティ半田で開催されます。
 (先日誤って21日と表記しておりました、申し訳ございません)

 愛知工業大学地域防災研究センター長 正木和明先生による講演があり、
大正大学から岡山朋子先生、当会からも会長がゲストとして参加します。

防災まちづくり
について専門家の意見を聞く良い機会です。皆さんの参加をお待ちします。



  

市長の判断

 中日新聞 20170412
本日榊原市長が半田病院の移転候補地を職員駐車場にする意向を改めて示しました。
先の検討会議でまとめられた付帯事項では第一項に同候補地は災害時に災害拠点病院としての機能を発揮できない可能性がある、他に病院建設が可能な土地があれば候補地を検討することを望む、とあります。会議の中で、災害医療の専門家が同地は不適であるとも発言しています。
 住民の命を守る病院について、市民だけではなく、専門家の意見にも耳を傾けず、既定路線を変更できない今の半田市政に、危機感を覚えます。
 
 今回の会議、市側に赤レンガ案を前向きに検討し、病院建設を可能にしようという意思が全く感じられませんでした。(中川市議のブログも参照ください)
 市長は以前、検討開始が遅れたことについて、「市庁舎建設などに没頭していたこともあり、申し訳なく思っている」と市議会で発言しています。(子供の言い訳?大人の事情?
本当に申し訳ないと考えておられるのであれば、より安全な候補地について病院建設が実現可能かどうか、誠心誠意取り組むべきです。
住民の安全にかかわるこの問題に対して、施政者としてはあまりに不誠実な対応であると考えます。

中日新聞の記事では「浸水しても走れる救急車の開発依頼」を検討されるそうです。
根本的な考え方が間違っていると思うのは我々だけでしょうか?


 

検討会議 災害リスクに関する比較表

第3回検討会議に提出した職員駐車場の災害時のリスクに関してまとめた表をのせます。
 
 私達が調べ、県の担当部署に確認した事項が右手に記載してあります。我々が一方的にでたらめを書き立てているのではいけないと、会議では内容に誤りがないか確認していただいております。

 想像してください。大地震時、震度7の揺れの後、渥美半島や三重県に15mを超える津波が襲来するなかで、職員や救急車が避難区域内に向かうことができるのでしょうか。アクセス道路が液状化で通行不能になっている可能性もあります。半田病院の機能が本当に必要となる大地震時に、職員も患者も病院に向かえない可能性があることが分かります。

 さらに、高潮で堤防が決壊した場合には長期間病院機能が麻痺し、入院患者を避難させる事態になる可能性もあります。

 大丈夫だろうと都合よく解釈するのではなく、危険性に正面から向き合う姿勢が大切です。
つい6年前に想定をはるかに超える大地震がおこり、危険性に対する甘い認識から多くの被害者が生まれてしまったことを忘れてはいけません。

スライドへのリンク

スライド1
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愛知県へ申入書を提出しました。


 3月28日、半田病院移転に関する当会の申入書を愛知県保健医務局長に提出して参りました。

 内容は昭和東南海地震時に山方新田(現職員駐車場付近)で被災され、伊勢湾台風時に半田病院で当直されていた戸田安士先生と、半田病院での勤務中に何度も周辺道路が水没する事態を経験された森智弘先生から県への意見書、知多薬剤師会から半田市への嘆願書、半田医師会からの要望書(平成26年に半田市に提出されたもの)、我々が愛知県庁各担当部署よりヒアリングした事項をまとめた聴取書、そしてこれらを元にした当会からの申入書になります。

 大規模災害時に知多半島で生じる多数の傷病者を救済するため、建設予定地を再考するように愛知県から半田市に働きかけて頂くよう、お願い申し上げました。

 その場では県からの御回答は頂けませんでしたが、半田病院移転問題について県に直接ご報告することができました。半田市だけでなく地域の医療をになう災害拠点病院を災害時に孤立する可能性がある場所に立て直すというのに、これまで半田市から愛知県に相談は寄せられていないとのことです。
                           浅野麻里奈
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検討会議最終回 新聞記事

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3月24日の朝刊3社に掲載頂きました。上から中日、読売、朝日新聞です。それぞれ書き方は違いますが付帯事項がクローズアップされています。職員駐車場に複数の緊急アクセス道路を作ることを望む、とありますが現実的は対応が難しいと我々は考えます。

下記にCBCニュースのweb textをコピーします。


液状化の恐れがある場所が、移転の候補地となっている愛知県の市立半田病院。別の候補地を検討してきた会議は、23日、「候補地の再検討を望む」という意見を付けた報告書をまとめました。今後は、市長の判断に委ねられます。

 半田市は、約240億円をかけて老朽化した市立病院を近くの駐車場に移転・新築する計画ですが、候補地は液状化や津波による浸水の危険性が高く、市民グループが移転先の再検討を求めています。

 これを受け、市は今年1月に他の候補地を検討する会議を設置。23日の会合で、災害拠点病院として機能を果たせるかや、周辺の交通や住環境への影響などを報告書としてまとめました。

 この中には、「より安全かつ建設が可能な土地があれば、候補地を再検討することを望む」との意見が、付帯事項として盛り込まれました。

 「(報告書は)判断材料です。付帯事項を、もう一層考えてほしい」(検討会議の座長・瀬口哲夫名市大名誉教授)
 「建てたら30年50年動かせない。場所について再考頂けたらと思ってます」(半田病院のあり方を再考する会・浅野周一理事)

 会議でまとまった意見に強制力は無く、移転先は、今後、報告書の提出を受けた市長の判断に委ねられますが、今年6月の市長選挙での大きな争点になるともみられています。(23日17:15)



第3回赤レンガ土地検討会議 (CBC放映)

プレゼンテーション1

本日3回目、最後となるの病院移転候補地(赤レンガ東土地)の検討会議が開催されました。
 
 今回、大きな成果として、当会から提案した職員駐車場案の問題点に関する付帯事項をそのまま認めていただくことができました。赤レンガ案に反対されていた方も含め、委員が皆、職員駐車場案が災害時に機能しうるか懸念がある、という共通認識をもっていることが分かり、非常にうれしく思いました。

 赤レンガ案に関する報告書は、この会議中終始赤レンガ案のデメリットを強調してきた病院事務局が作成したものでとても公平中立とはいえない内容でしたが、時間もなく一部修正をお願いし、我々の見解・まとめ案を資料として添付するという形で認めていただきました。この報告書をもって赤レンガ案を不適であるとはとても結論付けることはできない内容となっております。

 会の様子は本日の夕方CBCイッポウでも放映されました(http://hicbc.com/news/detail.asp?id=000432E5)。市長は市長選で民意を問うと仰っておりますが、この付帯決議を真摯に受け止め候補地を再検討いただきたいと思います。明日新聞各社にも掲載されると思いますので是非ご確認ください。

 
付帯事項
 

1.       半田病院の移転候補地とされている半田市職員駐車場は、液状化の危険性が極めて高い地域内にあること、津波避難対象地域・高潮浸水想定区域内にあることなどから災害時に災害拠点病院としての機能を発揮できない可能性がある。市内により安全、かつ病院建設が可能な土地があれば候補地を再検討することを望む。

2.       他に好適地がなく病院を職員駐車場に建設する場合は、災害により生じる被害の可能性を過小評価することなく捉え、ハード面、ソフト面ともに適切な対策を講じるよう図られたい。

特に緊急アクセス道路については2経路確保できるよう望む。(会議の中で追加されたので正確な文言は不明)
 

3.       阿久比川右岸の堤防道路を唯一の緊急アクセス道路とするのであれば発災時に救急車両、燃料輸送車などが確実に通行可能となるよう、L2クラスの災害にも対応できる耐久性の確保・液状化対策と幅員の確保を行うことを望む。

4.       病院へ向かう過程で被災する職員・傷病者が生じないような、また救急患者の受け入れが長期間不能となることを想定した、現実的なシミュレーションに基づく行動・対応マニュアルを作成し、災害時に運用できるよう訓練を適切に行うことを強く望む。 

未来の命を守るために


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 名古屋栄エンゼルパークで開催された東日本大震災犠牲者追悼式にいってきました。6年前のあの日は、患者さんと一緒にベッドサイドのテレビで流れる津波の映像をただ呆然とみていました。その後しばらくは、この地方で大地震が起こったらどうなるのか、病院にかけつけることができるのか、と寝る前にいつも考えていたことを思い出しました。
 
 私も含め、時が過ぎると人は自然災害の怖さを忘れてしまうようです。過去の教訓を未来につなげるために、私たちは病院を安全な場所に移せるよう、災害時に機能できる病院であるように、活動を続けます

災害拠点病院、「被災時の計画ある」45% 策定に遅れ 日経新聞
まとめへのリンク 

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