半田病院のあり方を再考する会

主に半田病院の移転問題について考える市民団体です。半田病院の建設地は当初の予定から変更となり一定の区切りを迎えたため、2019年2月をもってブログの更新を終了させていただきます。皆さま、ありがとうございました!

2月19日 まちづくりと半田病院を考えるシンポジウム

   病院事例

ただ赤レンガ建物の横に安全な場所があるから病院をたてる、というのではつまらない、市民に愛される病院にはならないと思います。

  •  病気になったら行くところという暗い病院のイメージが、病気を治す、人を癒す、安らぎを提供する場所であるというイメージにかわるように。
  • 病院と赤レンガ建物を対立させるのではなく、お互いの価値を高め、有効利用できるように。
  • 赤レンガ建物と病院を利用する多くの市民のために、便利な立地、住吉神社・宮池など地域の持つ魅力を生かすことができるように。

   利用する市民の立場から前向きにまちづくりとともに病院のあり方を考えるシンポジウムを
2月19日14時から宮池会館
で開催します。
都市・建築計画の講師を招き、建築士・学生からなるグループ「はんだアーキテクツ」
とともに、より良い病院になるよう、参加者と一緒にいろいろなアイデアを出し合い、
夢を語り合う会にしたいとおもいます。

   日本の無機質な病院とは違い海外では心も含めて人を癒すことができるようにとあたたかいデザインの病院が多数あります。赤レンガ建物、住吉神社や宮池と一体になった世界でただ一つの病院を立てることができれば、かけがえのない市のシンボルになるのではないでしょうか?

    常滑市民病院では市民が中心となって新病院について語り合う「100人会議」が5回も開催されました。みんなの病院を、みんなで考えましょう。皆様の参加をお待ちしております。
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第2回検討会議が行われます。

 2月16日(木)に市の主催する第2回半田病院建設候補地(赤レンガ東土地)検討会議の開催がきまりました。
    赤レンガ東土地の検討とともに第1回会議で課題となっていた半田市職員駐車場への災害時のアクセスの問題、知多半島・愛知県における半田病院の災害時の広域的な役割についても事務局からご回答いただけると思います。
 傍聴は30名まで可能です。下記案内状のとおり、半田病院事務局管理課 総務担当(電話番号:0569-22-9881)への事前申し込みが必要です。半田病院を安全な場所に移すことができるかどうかが決まる重要な会議となります。是非傍聴におこしください。
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第2回検討会議案内
 

市民討論会アンケート結果

大変遅くなりましたが、市民討論会の際に行ったアンケート結果の集計ができましたのでご報告いたします。この結果は、あくまで私たちの行った市民討論会の参加者を対象に行ったアンケート結果であり、基本的に私たちの活動に賛同してくださっているかたが多く、偏った内容であることはご理解ください。しかも、あの大雪の日に集まってくださった方々です。自由記載欄にも多くのご意見をいただきましたので、そちらについてもまたまとめてご報告いたします。
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1月18日検討会議資料

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1月18日に開催された会議で提出した我々のプレゼンスライドのリンクです。是非ご覧下さい。

第一回会議の結果をふまえて、我々の考えを述べます。長文です(笑)。

    我々は病院を安全な場所に移転する事を第一の目標としております
 18日に開催された検討会議では半田医師会の花井先生から他の候補地も再検討してはという意見があり、我々もこれに賛成いたします。しかしながら有望な土地は過去の検討で不適とされていること、市議会でもその他の候補地は再検討しないと市側が明言していることから(半田市HP掲載あり)、現実的な代替案である赤レンガ案の課題解決に向け、今後も調査検討をすすめます。

 前回の会議では交通に与える影響、赤レンガ建物の観光価値を毀損する、という意見が出ましたので我々の考えを述べさせていただきます。

交通問題に関しては、それが病院建設の可能性を否定する程度の影響であるのか、アクセスや周囲道路の改良でどの程度改善できるのか、客観的な情報・検討結果が必要と考えます。我々は混雑する時間帯の違いもあり、適切な対策をおこなえば大きな影響が出ないのではと考えます。会議では次回までに検討結果を報告するように座長より病院事務局長へ要請がありましたが、次回どのようなデータがでるのか、明確になっておりません。明確な根拠を市側が示すことができないのあれば、病院を安全な場所へ移設できる可能性を否定するには不十分であると考えます。

 赤レンガ建物の観光価値に関しては、赤煉瓦クラブ半田の馬場会長より、ハウジングセンター敷地を赤煉瓦ファクトリーパークとして利用する案が紹介されました。市はハウジングセンターを閉める予定なのでしょうか?予算審議などどの程度まで具体化した計画であるのか不明です。夜間などに大きな音や光を用いたイベントを行うことも検討しており病院が隣接するのは不都合である、とのご発言もありました。赤レンガ建物の観光利用という点から考えれば病院が隣に移ることで上記計画を中止せざるを得なくなり、その点ではご迷惑がかかります。しかし、我々の活動に理解を示す建築士にも赤レンガ建物に隣接する病院は全国初の試みで建築家の視点からは非常に興味深い事例になると考えている方もいます。
  病院の外観によっては市のシンボルになるような素敵な共存関係が成り立つ可能性もあるのではないでしょうか?
歴史的な赤レンガ建物を、市民の命を守る病院とともに利用する、この先進的な取り組みは赤レンガ建物・病院・半田市の広報・イメージアップにもつながるのではと期待します。

   職員や患者の利便性病院の収益性など赤レンガ案には多数の魅力があります。病院を利用される患者家族の中には安らぎを感じる方もみえると思います。

   予算をさらにかけて赤レンガ建物の観光価値を高めるのか、毎日病院を利用する多くの市民のために建物と隣接する土地を利用するのか、どのように利用するかは赤レンガ建物の所有者である市民が決めるべきと考えます。

  病院が一方的に建設され、赤レンガ建物や地域に迷惑をかけるという考えでなく、病院建設を機会にまちづくり・赤レンガ建物の利用法を前向きに語り合うことができるよう、地域の建築家とともに行う市民シンポジウムを2月19日(14時~ 宮池会館)に計画しております。完成を皆がわくわくして待てるような素敵な病院になれるといいと思います。

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1月15日市民討論会 youtube

おそくなりましたが15日の討論会の様子をyoutube(再生リストへのリンク)にアップしました。 
大雪で来られなかった方、是非ご覧ください。 (すこし内容を追加しました)
  通信速度の遅い方はyoutubeサイトへ移り、画質を調整するとスムーズになることがあります。

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過去の教訓

先日、半田高校の1回生の戸田安士先生(元金城学院大学学長、名古屋大学医学部名誉教授)とお会いし、お話を伺うことができました。伊勢湾台風のときには旧半田病院(現雁宿ホール)で当直をしてみえたそうです。当時半田市役所は銀座本町にあり、水没して機能を失ったそうです。半田病院には次々とけが人が運ばれ、病院に収容しきれなくなり、玄関前に患者さんを並べて手当を行ったそうです。その間市役所からは一切連絡が入らず、翌日になっても他のスタッフが出勤してこず、何が起こっているのか全くわからない状態であったそうです。そして、48時間病院で働き続ける間に遠くでおこった火災が水面に反射しているのを目にして、初めて半田市の東側が水没状態にあると気が付いたそうです。もし、あのとき市役所の隣に病院があったらどうなっていたか・・・。病院が雁宿ホールのところにあったからこそ患者さんを受け入れ続けることができた、半田病院は是非安全なところに移してほしいとお話してくださいました。また、昭和東南海トラフ地震のとき、当時はその概念すらなかった液状化現象を目撃されておられます。こちらに関しては下記の記事をお読みください。せっかくお伺いした貴重なお話をみなさんと共有したく、投稿させていただきました。
まとめへのリンク 
会議用スライド  20170117 v9  議事録提出用 修正版ss

中日・朝日・読売・毎日!テレビでも!

昨日の検討会議のニュースは、昨日夕のCBCイッポウでも放送され、CBCニュースでも見られます。本日、新聞各社にも掲載されました。今回の会議では市民代表は私たちだけですが、この機会に是非多くのかたこの問題を知っていただき、ご意見を頂戴できればと思います。私たちは、赤レンガ建物の観光価値を棄損することがないように、むしろ魅力が増すようにと考えており、今後、若手建築士とまちづくりフォーラムを企画しています。一方、先日の討論会のアンケートでは「もし赤レンガ建物の観光価値が損なわれたとしても市民の役にたつのなら良い!」というご意見も寄せられました。たしかにそれもその通り、こういった活動をしていると、他の考え方をつい忘れてしまうことに気が付きます。私たちはもちろん、赤レンガ建物周辺を素敵なまちにできるようなプランをたてられたらいいなと思っていますが、違った見方、違った意見を見落としてしまうことがないように、是非皆さんのお知恵をかしてください。あわせて、市報や市のホームページ、回覧板での検討会議の広報もお願いしたいです。アンケート結果は現在集計中なのでもう少しお待ちください。
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大きな一歩 「第一回赤れんが案 検討会議」

 本日「 半田市立半田病院新病院建設候補地(赤レンガ東土地)検討会議」が開催されました。

 当初は我々の赤レンガ案の適否を検討することのみが議題として挙げられていましたが、職員駐車場が災害拠点病院の候補地として相応しいかどうか、という点についても議論されました。
     
  私たち以外の委員からも職員駐車場が災害時にアクセスできなくなるのでは、という意見もあがりましたが、市側の担当者から明確な回答はなく、災害時に機能できるかという不安は払拭されませんでした。赤レンガ案に関しては交通問題や赤レンガ建物の観光価値を毀損する、という意見もあげられました。

   他の委員からはいったん白紙に戻してほかの候補地も含めて検討しては、という意見もあり、まさに「再考する」ことになるかもしれません。本日は私たちの活動が大きく一歩前に進んだ、そんな日になりました。
 傍聴に頂いた皆様、ありがとうございました。次回は今のところ2月16日 木曜 朝10時から開催される予定です。
是非傍聴に来てください。
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   なお、会議の内容については我々の一方的な解釈である可能性もあり、正しくは後ほど議事録を確認ください。
 
 
    
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