ご報告が遅れましたが、2月17日に議会運営委員会にて陳述をしてきました。
陳情の内容は以前議長に提出した陳情書(クリック!)を参照 ください。
長いですが、当日の陳述内容です。とにかく、 病院移転問題について、傍観するのではなくきちんと市議会でも話し合っていただきたい!ということです。市民の安全にかかわる大事な問題について、ただ決定を待つだけなら、議会の存在意義って何なのでしょうか?今回の検討会議では、残念ながら話し合う内容に制限がかかっています。だからこそきちんと市議会で話し合い解決策を導き出していただきたいと思います。”話し合うかどうか”は3月2日の議会運営委員会で決定するそうです。

陳述の内容

①陳述の趣旨の読み上げ

②ここで資料について補足説明をさせてください。

資料1は県庁の各部署での聴取書です。1.災害医療グループの見解をごらんください。第1回の赤レンガ東土地検討会議では、事務局長が「24時間対応するのは平時のこと」という趣旨の説明をされていましたが、これは誤りであり、24時間機能することが求められるのは災害時においてということです。

また、12月の市議会にて、「半田病院へのアクセスが不可能となった場合、どこに搬送されるんでしょうか。」という問いに対して、病院事務局長は、藤田保健衛生大学が半田病院の面倒を見る。」といった趣旨の回答をしています。県の見解は、「藤田保健衛生大学は受け入れ病院ではなく、名古屋市南部、三河地域でも多数の重症患者の発生が予測されるため、藤田保健衛生大学をはじめとする名古屋近郊の災害拠点病院はパンク状態になることが予想される」というものです。その上、遠方へのアクセスが保証されない中で、知多半島の重傷者を愛知県の他地域に運ぶことはできません。半田病院が半田市のみならず知多半島の多くの重傷者の命を支える役割を期待されていることをどうぞご理解ください。

さらに、県の見解は、市職員駐車場に新病院を建設した場合、そこも孤立予測病院となること、またそこには救急搬送が行えないということを示しています。

また、資料の2番、維持防災グループ の見解です。第一回新病院構想委員会、資料5-1には舗装厚を58cmにすれば液状化はほとんどおこらないという県の見解が記載されていますが、道路維持課の知る限りそのような見解はないということでしたので、半田市に情報公開請求を行いました。しかしそのような見解を記した文書は存在しませんでした。半田市土木課に問い合わせたところ、土木課が把握している見解とも異なるとのことでした。そして、県道碧南半田常滑線は液状化の危険性が極めて高い地域にあり、何らかの被害が予想されています。一方、あり方委員会の答申には「周辺道路について愛知県の協力を得て半田市としても液状化対策に取り組むこと。」とあります。県は県道碧南半田常滑線の液状化対策を行う予定はありません。

そこでわたしたちは市議会の皆様に以下の4点をお願い申し上げる次第です。

③陳情の項目の読み上げ

④最後に
職員駐車場に病院を建てた場合に、本当に中核災害拠点病院として機能できるかどうか、市民がその場所に病院を建てることを望んでいるかどうか、是非今一度市議会で話し合い、よりよい策をうちだしていただきたいと期待いたします。

また、議員の皆様のところには、病院の移転問題を考え直してほしいという市民の意見が届いているはずです。市議会議員の皆様に伝えれば何とかしていただけると期待しての行動です。どうかこの大切な問題を市議会で話し合ってください。この判断は後世に残ります。大規模災害時にすべては明らかになるでしょう。その時に犠牲になるのは子供や孫の世代かもしれません。子供や孫の世代に遺恨を残すことのないよう、今一度お考えいただきたく存じます。