プレゼンテーション1

本日3回目、最後となるの病院移転候補地(赤レンガ東土地)の検討会議が開催されました。
 
 今回、大きな成果として、当会から提案した職員駐車場案の問題点に関する付帯事項をそのまま認めていただくことができました。赤レンガ案に反対されていた方も含め、委員が皆、職員駐車場案が災害時に機能しうるか懸念がある、という共通認識をもっていることが分かり、非常にうれしく思いました。

 赤レンガ案に関する報告書は、この会議中終始赤レンガ案のデメリットを強調してきた病院事務局が作成したものでとても公平中立とはいえない内容でしたが、時間もなく一部修正をお願いし、我々の見解・まとめ案を資料として添付するという形で認めていただきました。この報告書をもって赤レンガ案を不適であるとはとても結論付けることはできない内容となっております。

 会の様子は本日の夕方CBCイッポウでも放映されました(http://hicbc.com/news/detail.asp?id=000432E5)。市長は市長選で民意を問うと仰っておりますが、この付帯決議を真摯に受け止め候補地を再検討いただきたいと思います。明日新聞各社にも掲載されると思いますので是非ご確認ください。

 
付帯事項
 

1.       半田病院の移転候補地とされている半田市職員駐車場は、液状化の危険性が極めて高い地域内にあること、津波避難対象地域・高潮浸水想定区域内にあることなどから災害時に災害拠点病院としての機能を発揮できない可能性がある。市内により安全、かつ病院建設が可能な土地があれば候補地を再検討することを望む。

2.       他に好適地がなく病院を職員駐車場に建設する場合は、災害により生じる被害の可能性を過小評価することなく捉え、ハード面、ソフト面ともに適切な対策を講じるよう図られたい。

特に緊急アクセス道路については2経路確保できるよう望む。(会議の中で追加されたので正確な文言は不明)
 

3.       阿久比川右岸の堤防道路を唯一の緊急アクセス道路とするのであれば発災時に救急車両、燃料輸送車などが確実に通行可能となるよう、L2クラスの災害にも対応できる耐久性の確保・液状化対策と幅員の確保を行うことを望む。

4.       病院へ向かう過程で被災する職員・傷病者が生じないような、また救急患者の受け入れが長期間不能となることを想定した、現実的なシミュレーションに基づく行動・対応マニュアルを作成し、災害時に運用できるよう訓練を適切に行うことを強く望む。