半田病院のあり方を再考する会

主に半田病院の移転問題について考える市民団体です。半田病院の建設地は当初の予定から変更となり一定の区切りを迎えたため、2019年2月をもってブログの更新を終了させていただきます。皆さま、ありがとうございました!

2017年12月

12.28 中日新聞

12月28日、中日新聞記事です。
「求められるのは一層のスピード感に加え、数字や根拠を示して合理的な答えを導き出す姿勢」。まさにその通りだと思います。
病院移転問題について必要なことは、市民ひとりひとりが、病院、とくに3次救急を担う病院の役割を理解し、その最適な位置を考えることだと思います。
考えて、理解する材料をしっかりと提示することが必要ではないでしょうか?

いざというときに、命を救うのが救急病院の役割です。
半田病院に関して言えば、知多半島、とくに知多半島南部の人を含めた救急搬送患者さんに適切に対応できること、そして、がん拠点病院としての機能など高度の医療を提供できることです。半田病院の役割についてはこちらをクリック

それを理解したうえで、
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新病院建設候補地検討委員会 第1回

12月22日に第1回新病院建設候補地検討委員会が開かれました。
傍聴に行かれた会員のかたが、資料と傍聴メモを提供してくださいましたので、掲載いたします。
冒頭で、これまでの経緯の説明があったそうですが、「知事の助言が有り再検討する結果となった。市民の声を聞くために検討委員会を設置した。」ということでした。委員は9名。第1回は出席者7名。座長は瀬口委員に決まり、市民代表は区長連絡協議会会長のようです。

新病院候補地を検討するうえで必要な視点は下記の通り(当日配布資料参照)
①早期に新病院を建設することができること(用地取得が不要な市有地である)
②400床規模の病院建物と、1,000台を収容できる駐車場を確保できること。
③災害時に機能できること(災害拠点病院の要件を満たすこと)
④平時における交通アクセスおよび利便性がよいこと

今までと変わった点は、に「災害時に機能できること(災害拠点病院の要件を満たすこと)」が加わった点と市有地に限定された点でしょうか。(過去記事リンク:候補地選定の条件に災害対策に関する事項がないのは何故か?

これまでの条件は下記でした(半田市作成資料リンク
① 400床規模の病院建物と、1,000台を収容できる駐車場を確保できること。
② できる限り平坦な土地であること。
③ 大きな道路に面していること。
④ 救急ヘリコプターが離着陸しやすいこと。
⑤ 現状で、農地以外の別用途に利用されていないこと。 

また、新聞各社の朝刊でも委員会について取り上げられていました。
半田運動公園とNTTグラウンドが候補地にあがっています。

私たちの会が、市の会議に対して求めることは、村井先生の陳述(リンク)の通りであり、それ以上でもそれ以下でもありません。
今後も、会議の内容については、可能な限り会の関係者が傍聴に行き、可能な限りご報告させていただきます。会議についての市の広報もほとんどなかったため、一般の傍聴者はごく少数だったそうです。
第2回は1月22日午後2時からだそうです。平日昼間でなかなか厳しいと思いますが、傍聴に行かれた方は、内容、感想を教えていただけたらと思います。

23中日
(12.23中日新聞朝刊)


23朝日

23読売
(12.23読売新聞朝刊)

以下、委員リスト、各委員の発言の抜粋、当日配布資料の一部です。
スライド1
スライド2
スライド3
スライド4
スライド5
スライド6

3年遅れ?

新病院建設候補地検討委員会について」という内容が、12月15日付けで半田病院ホームページにアップされておりました。
22日13:00から半田病院第4会議室にて第1回の会議が開催されます。傍聴の申し込みの締め切りは本日まででした。お知らせするのが遅くなり、申し訳ありません。

 この委員会は職員駐車場以外の候補地の中から新病院建設予定地について検討することを目的とするそうです。
 候補地選定には開院までに要する期間も重要なポイントとなります。
  
 12月議会の一般質問では運動公園にした場合、3年遅れる見込みであると病院事務局長が答弁しています。(下に新聞記事を掲載してあります)
 
 これまでの説明では、都市計画の変更等の手続きや買収に時間がかかるため、他の候補地は不可となっておりました。今回の件は、愛知県の協力が約束されており、開発許可には時間がかかりません。仮に運動公園の土地を利用するのであれば買収もほとんど不要でしょう。この8年という期間はあまりにも長すぎるのでは、と考えます。

  熊本市民病院は、既存の集合住宅を解体も含め、被災から3年以内に再建・開院される予定です。仮に運動公園が候補地となれば一部は土地の造成も必要になるでしょうが、何故8年もかかるのでしょう。

↓熊本市民病院建設スケジュール 平成28年4月被災、平成30年度中の開院が目標
  無題

 ちなみに熊本市民病院では設計と施工を同一業者に依頼するデザインビルド方式が採用されました。デメリットもありますが、一般に建設期間を短縮することが可能とされています。
 
 これまで半田市は、病院が老朽化し、耐震性の問題もあるため、緊急的に早期移転する必要があると繰り返し訴えてきました。
 
 早期に安全な場所に病院を移転するために、新病院建設候補地検討委員会」ではあらゆる手段が検討されることを望みます。

(12.6 中日新聞朝刊)
3年遅れ

(12.7 朝日新聞朝刊)
朝日3年遅れ6



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