半田病院のあり方を再考する会

主に半田病院の移転問題について考える市民団体です。半田病院の建設地は当初の予定から変更となり一定の区切りを迎えたため、2019年2月をもってブログの更新を終了させていただきます。皆さま、ありがとうございました!

2018年08月

第2回協議会 傍聴しました。

2回 常滑市・半田市医療提供体制等協議会を傍聴しました。(819日)

最初に、作業部会からの説明があり、

「両病院を経営統合し、独立行政法人化する」という方針が示されました。

朝日

(8/20 朝日新聞朝刊)

 

その方針に反対する委員はいませんでしたが、示されたスライドに対して、根拠となるデータを示してほしいという意見が挙げられました。

例えば、下記は現在の両病院の診療科別の医師数ですが、統合した場合に各診療科に必要な医師数の見込みなど、医療需要をしめしてほしいというもの。
(↓当日配布資料)
医師数

また、上の図にある通り、常滑市民病院は少数の医師で当直を行っており、半田病院でも当直医の確保に困っていることから、救急当直体制を維持していくためには、両病院の連携が必要という意見があがりました。
中日

8/20 中日新聞朝刊)

 

さらに、両病院の連携の決定のプロセスについて、常滑副市長から問題提起がなされました。

「この専門家委員会で決定して、本当に市民の理解が得られるのか?早い段階で説明の場を設けたほうが良いのではないか?」という意見です。

その背景として、「市を2分するようなことを避けるように知事に言われたから、本当は職員駐車場が適地だと思っているが、仕方なく運動公園にした」という半田市の姿勢があります。

「今回の協議会で決定しても、市民に反対されたらどうするのか?本当に理解がえられるのか?」ということが山田常滑副市長から投げかけられました。

これまで、半田市は専門家委員会を開いて決定→決定事項として市民に示すというプロセスを踏んできました。そこに、一般市民の意見を反映できる機会はほとんどありませんでした。今回の協議会のように、最初に事務局から方針が示されるので、誘導的な印象もうけます。

どのように市民の理解を得ていくか、重要事項の決定プロセスについて、問われていると思います。

医療需要など根拠となるデータを示すこと、市民への説明をどのように行っていくか、が次回までの課題となりました。

次回協議会は917日(敬老の日)です。

読売

8/20 読売新聞朝刊)

常滑市・半田市医療提供体制等協議会 議事要旨録

第1回 常滑市・半田市医療提供体制等協議会 議事要旨録がアップされていました。全文が読めます。
第2回は、平成30年8月19日(日) 午後2時~
日曜日の開催で傍聴も可能だそうです。
傍聴定員は20名で、8月15日までに電話申し込みとのことです。


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