半田病院のあり方を再考する会

主に半田病院の移転問題について考える市民団体です。半田病院の建設地は当初の予定から変更となり一定の区切りを迎えたため、2019年2月をもってブログの更新を終了させていただきます。皆さま、ありがとうございました!

高台移転への動き

運動公園に決定

今日、市長の記者会見にて、半田運動公園への病院建設決定が発表されました。
https://www.nagoyatv.com/news/?id=179081(メーテレ)
http://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20180319/3089321.html(NHK)
CBCのイッポウでも放送されました。
運動公園に決定したのは、
災害時の前線拠点となること、知多半島道路から近いことが主な理由であり、
今後は、常滑市民病院との連携について話し合われます。
経営統合も視野にいれて、と両市ともに考えているようです。

イッポウのインタビューでも申し上げましたが、良かったと思っています。
他に申し上げたことは、
市民の意見をとりいれる機会、意見をかわす場所がなく、候補地決定までにかえって多くの時間を要した。
半田運動公園は突然でてきた候補地ではなく、あり方検討委員会に至るまでに却下された場所である。駐車場ありきの議論ではなく、最初から、広くほかの候補地についても広く議論していただきたかったと思う。
今後、コスト、交通、病院の中身などについて議論されると思うが、これまでの経緯を鑑みて、広く市民の意見をとりいれていただきたいと思う。
大村知事が介入したことについて・・・市民の署名が知事を動かしたのだと思うし、救命センターであること災害拠点病院であることをいま一度捉えなおしていただいた結果だと思う。住民投票が市民の意見を2分するというのは私は違うと思う。本来、住民投票は、議論し、平和的に決着するための手段であると思う。

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3/19 中日朝刊
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12.28 中日新聞

12月28日、中日新聞記事です。
「求められるのは一層のスピード感に加え、数字や根拠を示して合理的な答えを導き出す姿勢」。まさにその通りだと思います。
病院移転問題について必要なことは、市民ひとりひとりが、病院、とくに3次救急を担う病院の役割を理解し、その最適な位置を考えることだと思います。
考えて、理解する材料をしっかりと提示することが必要ではないでしょうか?

いざというときに、命を救うのが救急病院の役割です。
半田病院に関して言えば、知多半島、とくに知多半島南部の人を含めた救急搬送患者さんに適切に対応できること、そして、がん拠点病院としての機能など高度の医療を提供できることです。半田病院の役割についてはこちらをクリック

それを理解したうえで、
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3年遅れ?

新病院建設候補地検討委員会について」という内容が、12月15日付けで半田病院ホームページにアップされておりました。
22日13:00から半田病院第4会議室にて第1回の会議が開催されます。傍聴の申し込みの締め切りは本日まででした。お知らせするのが遅くなり、申し訳ありません。

 この委員会は職員駐車場以外の候補地の中から新病院建設予定地について検討することを目的とするそうです。
 候補地選定には開院までに要する期間も重要なポイントとなります。
  
 12月議会の一般質問では運動公園にした場合、3年遅れる見込みであると病院事務局長が答弁しています。(下に新聞記事を掲載してあります)
 
 これまでの説明では、都市計画の変更等の手続きや買収に時間がかかるため、他の候補地は不可となっておりました。今回の件は、愛知県の協力が約束されており、開発許可には時間がかかりません。仮に運動公園の土地を利用するのであれば買収もほとんど不要でしょう。この8年という期間はあまりにも長すぎるのでは、と考えます。

  熊本市民病院は、既存の集合住宅を解体も含め、被災から3年以内に再建・開院される予定です。仮に運動公園が候補地となれば一部は土地の造成も必要になるでしょうが、何故8年もかかるのでしょう。

↓熊本市民病院建設スケジュール 平成28年4月被災、平成30年度中の開院が目標
  無題

 ちなみに熊本市民病院では設計と施工を同一業者に依頼するデザインビルド方式が採用されました。デメリットもありますが、一般に建設期間を短縮することが可能とされています。
 
 これまで半田市は、病院が老朽化し、耐震性の問題もあるため、緊急的に早期移転する必要があると繰り返し訴えてきました。
 
 早期に安全な場所に病院を移転するために、新病院建設候補地検討委員会」ではあらゆる手段が検討されることを望みます。

(12.6 中日新聞朝刊)
3年遅れ

(12.7 朝日新聞朝刊)
朝日3年遅れ6



住民投票条例請求否決後の記事

住民投票条例請求否決後、中日新聞に、半田病院移転問題についての記事が掲載されました。

11月17日 中日新聞朝刊 知多版
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11月18日 中日新聞朝刊 知多版
18中日新聞

市長の意見書

11月6日、住民投票条例案を審議する臨時議会が開かれました。
19:00から市長の陳述がありました。
その際の市長の意見書です。
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市民の力が政治を変えた日

毎日新聞記事にもありますが、私たちとしては、皆様の署名活動なくして、この決断はなかったと思っています
そして、この決定の大前提には、「災害拠点病院、救命センターとしての半田病院の役割」があると思います。
私たちは、この1年、「災害拠点病院、救命センターとしての半田病院の役割」を一人でも多くの方に伝えることを目標に活動してまいりました。
そして、陳述の予定日11月6日は、この会が正式に結成された日なのです。すごい偶然だと思います

昨日も記載しましたとおり、11月6日19:00から半田市議会(市役所5階)にて、請求代表者3人で陳述を行う予定です。そこで、今回の経緯を含め、ご説明をさせていただきたいと思います。3人で陳述をすることは、署名をいただいたたくさんの方々への礼儀であろうというご意見を多々いただきましたし、私たち3人もそう考えますので、そのようにさせていただきます。また、それまでの間、皆様からのご意見がございましたら頂戴いたしたく存じます。何卒よろしくお願い申し上げます。

テレビ報道はこちら→中京テレビ
朝日新聞、中日新聞、読売新聞には、この問題に関する出来事が時系列で示されています。


11月2日 毎日新聞朝刊↓
毎日新聞
朝日新聞読売新聞
中日新聞

3師会からの要望書(半田市医師会・歯科医師会・知多薬剤師会)

8月15日、3師会(半田市医師会・半田市歯科医師会・知多薬剤師会)から半田市長に、要望書が提出されたそうです。今朝の新聞朝刊に掲載されています。
要望書では、
①新たな候補地やこれまで検討された候補地について、さらなるスピード感と危機感を持って再検討する
②候補地は今年度末の決定を基本とする
--などとした、と記載されています。
記事にもありますように、半田市医師会は2014年3月に、災害の影響が少ないとされる知多半島道路の半田インターチェンジ周辺での建設を市に要望していました(参考資料)。
予算審議を先延ばしにしたのですから、是非、スピード感と危機感をもって候補地の再検討を行っていただきたいです。

 ↓8.16 朝日新聞朝刊、県内版
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参考資料:2014年に半田市医師会理事会から市長に提出された要望書
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市議会に陳情書を提出いたしました

6月16日に市議会に下記の陳情書を提出いたしました。

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私は、2月にも陳情を行い、2月17日に陳述(内容はこちらをクリック、職員駐車場が不適な理由について)いたしましたが、結局、趣旨採択というかたちで、とくに市議会での検討は行っていただけませんでした。
2月の陳述の時に、最後に市議会の皆様にお願いした言葉は以下の通りです。その後、結局、市長選挙で問われる形となり、私・浅野まりなを応援した加藤美幸議員、松井氏を応援した中川健一議員、もともと高台移転を主張していた共産党議員以外の議員は全員、職員駐車場案を推した榊原純夫市長を応援されました。
今回、民意をうけたかたちで再度陳情いたします。次こそは、きちんと市議会で話し合っていただきたく存じます。
2月の陳述内容:職員駐車場に病院を建てた場合に、本当に中核災害拠点病院として機能できるかどうか、市民がその場所に病院を建てることを望んでいるかどうか、是非今一度市議会で話し合い、よりよい策をうちだしていただきたいと期待いたします。また、議員の皆様のところには、病院の移転問題を考え直してほしいという市民の意見が届いているはずです。市議会議員の皆様に伝えれば何とかしていただけると期待しての行動です。どうかこの大切な問題を市議会で話し合ってください。この判断は後世に残ります。大規模災害時にすべては明らかになるでしょう。その時に犠牲になるのは子供や孫の世代かもしれません。子供や孫の世代に遺恨を残すことのないよう、今一度お考えいただきたく存じます。 
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